Klang.ioの楽譜作成サービス「piano2notes」を体験してみた!
DTMに関わる人たちの間で、楽譜作成サービスに関心が集まっています。今回は、Klang.ioの楽譜作成ツール「piano2notes」を実際に使ってみた感想を記事にまとめてみます。
piano2notesとは?
piano2notesは、ピアノで実際に演奏された音をAIによる高精度な音響認識技術を使って楽譜に変換するツールです。ウェブ上で処理が行え、プログラムのダウンロードや実機の設定など面倒な作業は一切不要です。
- 対応:ピアノ音源
- 機能:リアルタイムの音を低レイテンシで楽譜に変換。
使ってみた感想
最初は少し不安でした。「本当にしっかり変換できるのか?」という疑問が頭をよぎりましたが、実際に使ってみてその精度に驚きました。
- アップロードの簡単さ:音データのアップロードは非常に簡単で、実際にピアノで弾いて録音したファイルをアップロードしました。私の環境では、起動から変換結果を取得するまでに5分もかかりませんでした。
- 音響認識の精度:特に、AIによる音響認識の精度が素晴らしく、ノイズをほとんど拾わず、クリアな楽譜を生成してくれました。
DAWソフトなどを使用してピアノ音源をMIDI化して楽譜にする方法もありますが、この方法だと不要な音を拾ってしまうことが多く、楽譜化が難しい部分がありました。一方、piano2notesは高精度で楽譜を生成できるため、非常に便利でした。
気になった点
ただし、いくつか課題も感じました。
- テンポに準じた表記:演奏のテンポに応じて自動生成されるため、拍子の表記が実際の意図と異なる場合がありました。
- 修正の必要性:生成された楽譜を完全な状態にするには、一部手動での調整が必要になる場合があります。
総評
音の採譜精度は非常に高く、特にピアノ曲の採譜が必要な方には強くお勧めできるツールです。何より、一度無料で試せるので、まずは気軽に使ってみる価値があります。私自身も今後の作業で積極的に活用したいと思いました。
ぜひ試してみてください!