DTMで制作した楽曲をフロント商品にして稼ぐ方法を考えてみた ― 曲を作った「その後」をどう設計するか ―

DTMで制作した楽曲をフロント商品にして稼ぐ方法を考えてみた ― 曲を作った「その後」をどう設計するか ―

DTMで楽曲を制作したあと、多くの人がまず思いつくのが「サブスク配信」だと思います。

  • Spotify
  • Apple Music
  • YouTube Music

王道ではありますが、個人的にはあまりおすすめしていません。
理由はシンプルで、そこはすでに完全なレッドオーシャンだからです。


サブスク配信が厳しい理由(経験ベース)

サブスク配信の現実はこうです。

  • 毎日とんでもない量の楽曲が追加される
  • 宣伝は基本すべて自分
  • 再生されなければ収益はほぼゼロ
  • 音楽以外の作業が増えすぎる

つまり、

音楽を作る力より「拡散力」「影響力」がないと成立しづらい

という構造になっています。

アーティスト活動としての意味はありますが、
「DTMで稼ぐ導線」としては効率が悪いのが正直なところです。


発想を変える:楽曲は「売るもの」ではなく「入口」

ここで考え方を切り替えます。

DTMで作った楽曲を、

  • いきなり売る
  • 再生数で勝負する

のではなく、

楽曲は「フロント商品」=人を集めるための無料コンテンツ

として使う、という発想です。

曲そのもので稼がなくていい。
曲に人を連れてきてもらう設計にします。


フロント商品としてのDTM楽曲

フロント商品とは、

  • 無料 or 低価格
  • 利益目的ではない
  • 信頼を作るための入口

のこと。

DTMで作った楽曲は、クオリティを証明するための名刺になります。


私が実際にやっている方法:無料BGMサイト運営

私の場合、楽曲をサブスクではなく自分のサイトで無料配布しています。

実際に運営しているサイトがこちらです。

ここでは、

  • 無料で使えるBGM
  • 商用利用OK(条件付き)
  • クレジット表記あり/なし

という形で楽曲を公開しています。


なぜ「無料BGM配布」が強いのか

① 検索流入が取れる

サブスクは「聴きに行く場所」ですが、無料BGMサイトは問題解決型です。

  • YouTubeで使えるBGM
  • 無料BGM
  • 商用利用OK 音楽

すでに「使いたい人」が検索してきます。

② 音楽が“実用価値”を持つ

楽曲が、

  • 聴くもの
  • 鑑賞するもの

から、

使うもの/役に立つもの

に変わります。

これにより、

  • YouTuber
  • 企業
  • 動画制作者

といった明確なペルソナに刺さります。

③ 信頼が自然に積み上がる

無料で使ってもらうことで、

  • クオリティが伝わる
  • 世界観が伝わる
  • 「この人なら安心」という印象が残る

これは、あとから売り込む必要のない強い信頼資産になります。


バックグラウンド商品①:受注制作

無料BGMを使った人の中から、

  • オリジナルBGMを作ってほしい
  • チャンネル専用音楽がほしい
  • 企業案件を頼みたい

といった制作依頼が発生します。

ここで初めて、

  • 見積
  • 制作費
  • 継続案件

という形で収益が生まれます。


バックグラウンド商品②:広告収入

サイトが育ってくると、

  • Google AdSense
  • 関連アフィリエイト

による収益も発生します。

1曲あたりの単価は小さくても、ストック型収益として積み上がるのが強みです。


バックグラウンド商品③:有料プラン・素材販売

無料だけで終わらせない設計も重要です。

  • クレジット表記なしライセンス
  • 高音質WAV版
  • まとめパック販売

「便利だったから、ちゃんとお金を払いたい」という層は必ず存在します。


このモデルで重要なこと

一番大事なのは、

最初から「曲で稼ごう」としないこと

です。

  • 曲 → 人が集まる
  • 人 → 信頼が溜まる
  • 信頼 → 仕事と収益になる

この順番を守るだけで、DTMの出口戦略が一気に明確になります。


まとめ:DTM楽曲は最強のフロント商品

  • サブスクはレッドオーシャン
  • 楽曲は無料で使ってもらう
  • 自分のサイトに集客する
  • 受注・広告・有料ライセンスで回収する

DTMで作った楽曲は、「売るもの」ではなく「連れてくるもの」

そう考えると、制作の方向性も、稼ぎ方もシンプルになります。