こんにちは、作山(さくやま)です。今回は Ableton Live 初心者向けシリーズ第6回として、EDMやダンス系でほぼ必須のテクニック「サイドチェイン」を解説します。
この記事でわかること
- Ableton付属音源(Packs)からベースを入れる手順
- ベース打ち込み → クオンタイズ → ベロシティ調整
- Compressorでサイドチェインを設定する方法
- Kickstart(専用プラグイン)との違い
Contents
動画はこちら(YouTube)
ベースを入れる(Ableton付属Packsを活用)
まずはベースを追加します。Ableton Liveには購入時からPacks(付属音源・素材集)が入っていて、ギターやベースの音源もかなり使えます。
ポイント
- 左ブラウザのPacks → Guitar & Bassをチェック
- Electric Bassを選んでトラックにドラッグ
Electric Bassを読み込む
今回はElectric Bassを使用。まずは付属音源を使って、気軽に「ベースの役割」を理解するのがおすすめです。
ベースラインを打ち込み → クオンタイズ → 整える
EDM系の「うねるベース」を作るには、打ち込み後の整え作業が重要です。
画面の拡大縮小(編集しやすく)
クリップを開いたら、ズームして見やすくします。縦・横の拡大縮小を使うと編集が速くなります。
クオンタイズ(8分音符)
今回は8分で打っているので、クオンタイズは8分音符に設定して頭を揃えます。
コツ: まずは「リズムの頭」を揃えるだけで一気にそれっぽくなります。
ベロシティを揃える
次にベロシティ(強さ)がバラバラだとノリが崩れるので、まとめて揃えます。
ノートの長さを調整(歯切れを出す)
ベースが繋がりすぎると濁るので、ノートを少し短くして歯切れを出します(全部選択してまとめて調整)。
サイドチェインとは?(EDMのうねりの正体)
サイドチェインは、簡単に言うと「キックが鳴った瞬間にベースを自動で下げる」仕組みです。これで“うわっ・ふわっ”としたEDMらしいノリが作れます。
サイドチェインの基本構造
- トリガー(基準): キック
- かけられる側: ベース
トリガートラック(キック)を作る
まずはトリガー用のキックトラックを作ります。ここで鳴らす「音」は不要なので、後でミュートします(サイドチェインの信号として使うだけ)。
Compressorでサイドチェイン設定(Ableton標準)
ベーストラックにCompressorを挿し、三角メニューからSidechainを表示してONにします。
設定手順(ざっくり)
- ベースに Compressor を挿す
- Sidechain をON
- Input にトリガー(キック)を指定
- Threshold を下げて効きを調整
- 必要に応じて Attack / Release / Ratio を調整
効果を確認(うねりが出る)
Thresholdを下げるほど、キックのタイミングでベースがより大きく下がり、EDMらしい“うねり”が強くなります。
Kickstart(専用プラグイン)も紹介
Ableton標準でもできますが、サイドチェイン専用プラグインKickstartを使うとさらに簡単です。
使い分けの目安
・理解を深めたい: Ableton標準Compressor
・すぐEDM感を出したい: Kickstart
まとめ|サイドチェインは“ほぼ必須”テク
サイドチェインは、今のダンス系楽曲ではほぼ100%入っていると言っていいくらい重要なテクニックです。
- まずはAbleton標準で仕組みを理解
- 慣れたらKickstartも活用して時短
- 動画を見ながら手を動かして覚えるのが最速
✅ 動画を見ながら一緒にやる(実演)